ボブ情報

ボブと呼ばれる音楽家・渡邉達弘の演奏会情報(記録)です。

20081219 平成20年度 大学院修了実技試験(公開試験)

大学院の修了試験が公開試験で行われます。
試験内容は40分以上のソロ・リサイタル形式での演奏。
という訳で、僕も打楽器ソロを40〜60分演奏いたします!
公開試験ですので、ぜひ起こし下さい!

2008年12月19日(金)
演奏開始予定時刻 11:30 (多少、前後することが予想されます。)
場所:日本大学藝術学部江古田校舎 大ホール
西武池袋線「江古田」駅北口より徒歩3分 ファミリーマートなどのある通り沿いにある新しい建物です。)


曲目:
●E.カーター 「EIGHT PIECES for Timpani」 より
  1.Saeta
  8.March
  7.Canaries

(作曲家の指示では、全8曲の中から4曲程度選び演奏することとあったので、今回は性格の異なる3曲選びました。彼の作品は巧みなテンポ変化の指示がなされていることが特徴です。)


高橋悠治 「橋をわたって」

(この曲はもともと箏のためにかかれた楽曲で、今回はそのマリンバ版を演奏いたします。西洋音楽にはない日本的「間」の美しさや、静かな情景や感情が思い浮かぶ美しい楽曲です。)


●P.Noegard 「WAVES」

(大規模なマルチパーカッションの楽曲です。北欧の作曲家(上記では原語表記が出来ませんでした汗)のノアゴは、ミニマルミュージックのフェイズに似た要素を持つ打楽器の楽曲をいくつか書いていますが、「WAVES」はまさにそれ。音の波は刻一刻とその姿を変え、様々な楽器の音色に出会うことが出来るでしょう。)


坂野嘉彦 「風の諸相 -メタルパーカッションのための」

(2006年に親しくさせていただいている作曲家、坂野嘉彦さんに委嘱し作っていただいた作品で、同年の10月に初演したものの再演です。今回、再演したいという思いが強かったのと、試験に向けて選曲した楽曲と向き合っているときにすごく「時間」というものに目を向けざるを得なくなりました。楽曲そのものの美しさや面白さというものも音楽には大事なものだけれど、それを楽しみながら結局は時間を味わっているのだと気づいたのです。時間は風のようにただ流れていくだけ。その素朴な時間(=風)を味わっていただきたいと思います。)

当日は試験ということもあり、楽曲解説もへたをするとプログラムもお配りできないかもしれません。なのでコチラに書かせていただきました!長々とすいません。

午前中からの演奏となりますが、もしよろしければ足をお運びいただければと思います!
よろしくお願いいたします!